自己嫌悪がひどい人におすすめ!自分を認める「承認」の考え方4選!

自己嫌悪がひどい人におすすめ!自分を認める「承認」の考え方4選!

普段働く中でミスをしたり、怒られたりが原因で自己嫌悪になる時ってありませんか?

真面目な人、責任感が強い人ほど、「もっと●●しとけばよかったのに。」「なんであの時●●しなかったのだろう。」「自分なんて今の会社で価値がないよ…」と自分のことを責め、自己嫌悪に陥りがちです。

この記事を読まれているあなたも、自分のことを責めてしまって心の中が窮屈に感じているのではないでしょうか?

この記事では自己嫌悪がひどい人向けに相手に対する承認ではなく、自分を認める4つの「承認」の考え方をお伝えします。

4つの「承認」とはなにか

自己嫌悪してしまう原因の1つに、自分を認めてあげられないということがあります。

自己嫌悪を防ぐには、理想の自分でいたいという気持ちは大切にしたまま、まずは現実の自分を認めてあげる。そして許してあげることが大切です。

では現実の自分をどうやって認めてあげるのか、その方法を4つご紹介します。

1,結果承認

結果承認

結果承認とは、一言でいうと結果・成果に対する承認です。

学業でも仕事でも、努力が結果に結びつくことばかりではありません。

結果が残せなかった時、反省を通りこし、自分を責めていませんか?

次につなげるために改善点を考えることは大切ですが、自分を責めても未来は変わりません。出来なかったことを考えたあとには、必ず出来たことにも目を向けましょう。

100点の成果を目指して60点だった場合、残念に思うのは当然です。しかし60点を獲得できたことは事実です。結果をだすためにあなたは何を意識しましたか?

何を頑張りましたか?心に手を当て、振り返ってみてください。

新しい営業資料を作った。残業をして業務を終わらせた。

些細なことでも構いません。

目標を目指して努力した自分がいたはずです。

まずは行動した自分を褒め、頑張った自分を認め、「承認」してあげてください。

そうすればきっと、次また頑張ろうと思えるはずです。

2,行為承認

行為承認

行為承認とは、結果ではなくプロセス(過程)に対する承認です。

結果がでるまでのプロセスで頑張っていませんか?

何かのプロセスで役に立っていませんか?

些細な小さなことでもいいのです。

心に手を当て振り返ってみてください。

目標のために努力したこと、貢献したこと、あるいは周りに感謝されたことを思い出してみましょう。直接、結果に結びつかないことでも構いません。

そこには、貢献したい、感謝されたい、役に立ちたいという思いがあったはずです。その前に進もうとした姿勢を評価してあげましょう。

思いつかない人のために結果承認の例を用いると、資料をつくるために何を意識しましたか?

例えばスキマ時間を使った、スライドを見やすくするために書籍を購入した、先輩に意見を求めたなど。

ではもう一度心に手を当て結果がでるまでのプロセスで頑張ったこと、役立てたこと考えてみてください。

結果を残すために頑張った自分を認め「承認」してあげてください。

あなたの努力の結果に結びつく日が必ずきます。

3,存在承認

存在承認は一言で言うと自分という存在を承認し大切にすることです。

この記事を読まれている方に1つ質問です。「今の自分、好きですか?」

心に手を当てて聞いてみてください。この質問は今の自分の存在を認めているか、認めていないかがわかります。

自分という存在が好きになれない時、それはマイナスなことに心が何かにとらわれている可能性があります。

でも1つ言える事は、毎日たくさん行動できている「あなたはえらい」のです。

つらい朝を起きていることがえらい。

仕事に行けてえらい。仕事をしてえらい。

家事を頑張ってえらい。明日のために眠ることもえらい。

毎日の生活の中でしていることを「出来て当たり前」と思っていませんか。どんな行動も当たり前ではありません。

些細な1つ1つの行動に「自分えらい」と言ってあげましょう。

これが自分の存在を認めるということ。

心に手をあてもう一度言ってあげてください。「自分えらい」と。

4,可能性承認

可能性承認

可能性承認は未来の可能性を信じ、期待し、肯定的に応援するということです。

俗にいう失敗したことがあった時に使う承認方法と言えます。

例えば

上司や先輩に怒られた場合、皆さんはどんな気持ちになりますか?

「私の存在価値なんて…」「怒らせちゃったどうしよう…」「あんただって同じことしてるだろう…」などいろいろな想いがでてくるのではないでしょうか。

可能性承認とは「怒られているのは、私に期待しているからなんだ」「怒ってくれているのは私を成長させる機会を作ってくれているのかもしれない。」とポジティブに捉える考え方です。ある意味「怒られる」を解釈する新しい視点です。

上司や先輩に怒られた時、この人は何のために怒っているのか、もしかしたら自分の可能性に期待してくれているからかもしれない。という視点を持つようにすれば、前を向けるまで早くなるかもしれません。人は期待しなくなると「無関心」という状態になります。

逆に言えば、上司や先輩があなたに怒るのは、あなたの可能性に期待しているからです。

心に手を当て、今いちど「怒られる」について自分に問うてみてください。

心にあった霧が晴れて見えるものがあるかもしれません。

注意して欲しいのは、明らかに理不尽な怒りをぶつけられる場合です。これは言葉の暴力で、相手の人間性に問題がある可能性があります。ハラスメントをポジティブに捉えても意味はありません。そんな時は、信頼できる方にすぐに相談しましょう。

まとめ

この記事では自己嫌悪がひどい人向けに、自分を認める「承認」という考え方を4つご紹介しました。

相手を認める「承認」はもちろん大切ですが、自分を認める「承認」もとても大切ということがこの記事を読んで理解して頂けたら幸いです。

この記事作成にあたり、あさ出版ヴィランティ牧野祝子さんの「ポジティブフィードバック」という書籍を参考に致しました。

ご興味がある方は是非、こちらも読んでみてください。

自己嫌悪で苦しんでいる方々が、少しでも心が軽くなり、自分を好きになり、明日への希望がもてるようになることを願っております。